特養ブログ

【入浴】ヒートショックに ご注意ください

錦秋の候、まさに紅葉が錦の織物ように美しい秋となっていますが、

皆様は、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

今回は入浴の話です。入浴には、、、

 

① 気分を爽快にし、心身の疲れを癒します。

② 皮膚が清潔になり、感染症などのさまざまな病気の予防になります。

③ 血行が良くなり、心身ともにリラックスでき、安眠につながります。

④ 浮力を利用して(水中では、1/9~1/10の体重になる)の運動を容易にするので、運動機能訓練に役立ち、関節の拘縮や痛みを軽くします。

⑤ 高齢者にとっても、楽しみの一つであり、満足感が得られます。

⑥ 身体の観察をしながら、コミュニケーションを持つことができます。

(参考文献:三幸福祉カレッジ 介護職員実務者研修テキストより)

 

このような、たくさんの効果があります。

 

ただし、冬季の入浴では、「ヒートショック」に注意が必要です。

人は、部屋を移動したとき、部屋と部屋との間に温度差があると、身体が血圧を急激に上昇、下降させて体温を一定に保とうとします。

冬場、急に暖かい部屋(居間など)から寒い部屋(脱衣所、浴室など)へ移動した際に、ゾクゾクする感覚がそれです。

この室間温度差が身体に与える影響を「ヒートショック」と呼び、心筋梗塞や脳血管障害の原因にもなります。

高齢者も、そうでない方も、このヒートショックを起こさないために室間温度差のない住まいを考えることは、とても重要です。

 

 

ヒートショックの対応策としては、、、

 

① 浴室内は26℃前後とし、室間温度差を少なくなるように工夫します。

② 空調設備を有効利用し、事前に浴室や脱衣所を暖めておくことで、入浴前の室温の急激な変化による身体への負担が少なくなります。

冷暖房設備がない場合、浴室全体にお湯を掛けたり、湯船にお湯をはった状態でフタを開けておくと、湯気で浴室内を暖めることもできます。

③ 湯船の温度は、きちんと温度計を使って、熱からず冷たからずの39~41℃を目処に設定してください。

42℃以上の熱いお湯だと、血管が収縮し、血圧が上がってしまうので要注意です。

④ 衣類の着脱介助を必要とする高齢者などへは、一声かけてから、一枚づつ脱衣を行なってください。

 

また今年も特養では、12月にご利用者の皆様へ、恒例のゆず湯を提供させていただく予定です。

 

 

同敷地内にある成華園デイサービスでは、ご利用者に「紅葉ドライブ」を楽しんでいただきました(デイブログ 2021.11.23)。

 

多賀デイサービスでも「秋の味覚祭」を行ないました(多賀デイブログ 2021.10.29)。

 

サツマイモの農業産出額が、全国1位の茨城県。

甘くてもっちりとして、日本国内だけでなく海外でも評判よくて人気といわれている茨城産のサツマイモ。

特養では、その茨城産のサツマイモを使っての焼きいも作り(栄養課ブログ 2021.11.18)を行ない、

ご利用者の皆様から「ほっこりしてて、おいしい!!」と、

 

すべてが、とても好評でした!(^^)!

 

 

令和3年も残すところ、およそ1ヶ月となりました。

 

今年は、まだ冬至の食事メニューやクリスマス会、餅つき、年越しそばなど、いろんなイベントを用意しております。

 

引き続き、社会福祉法人正和会 特別養護老人ホーム成華園を、宜しくお願い申し上げます。

 

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