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冬季の入浴はヒートショックに ご注意を!!

特養ブログへようこそ!!  

みなさん、今年の冬至には、ゆず湯に入りましたか!?

これって、日本のすばらしい習わしのひとつですよね!(^^)!

 

ゆず湯には、

①血行を促進して冷え性を緩和したり、

②体を温めて風邪を予防することができたり、

③果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果などがあります。

(画像はあくまでイメージです)

 

ただし、冬場の入浴では「ヒートショック」にご注意ください。

これは、部屋を移動したとき、部屋と部屋との間に温度差があると、身体が血圧を急激に上昇、下降させて体温を一定に保とうとします。

冬場、急に暖かい部屋(居間など)から寒い部屋(脱衣所、浴室など)へ移動した際に、ゾクゾクする感覚がそれです。

この室間温度差が身体に与える影響を「ヒートショック」と呼び、心筋梗塞や脳血管障害の原因にもなります。

高齢者も、そうでない方も、このヒートショックを起こさないために室間温度差のない住まいを考えることは、とても重要です。

 

 

ヒートショックの対応策としては、

①耐熱性能の高い住まいで冷暖房の行き届いていない部屋でも室間温度差が少なくなるように工夫します。

②冷暖房設備がない場合、お湯をはった状態で、あらかじめ湯船のフタを開けておくと、湯気で浴室内を暖めることができます。

あれば冷暖房設備も有効利用し、浴室や脱衣所を暖めておくことで、入浴前の室温の急激な変化による身体への負担が少なくなります。

③湯船の温度は、きちんと温度計を使って、熱からず冷たからずの39~41℃を目処に設定してください。

42℃以上の熱いお湯だと、血管が収縮し、血圧が上がってしまうので要注意です。

④衣類の脱着介助を必要とする高齢者などへは、一声かけてから脱衣を行なってください。

 

 

写真  ロスナイと普通換気の切り替えボタン

 

 

成華園の浴室では、冷暖房のほかに熱交換型換気扇【ロスナイ換気】設備を採用しています。(上の写真)

これは、換気の際、浴室内の暖気を外に排出してしまわない、とても高度で便利な機能です。

排出する空気と取り入れる空気の熱を移し変えて換気します。

仕組みは、室内外の空気を入れ換わる際に、熱交換器を通じて熱を交換します。

室内の温度に近い外気を取り入れるため、室温はほとんど変えずに換気できます。

 

今回のブログは、福祉住環境コーディネーター公式テキスト(東京商工会議所編)を参考文献としました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました m(__)m

 

 

【令和2年 年末のご挨拶】

今年は、新型のコロナ禍で、激動の年となってしまいました。

令和3年につきましても、新型コロナウイルスの収束を切に願い、私たち職員はご利用者様を第一と考え、成華園での生活を安全にかつ楽しく過ごしていただけるよう取り組んで参ります。

来年も特別養護老人ホーム成華園への変わらぬご愛顧を賜ります様、関係者一同、心よりお願い申し上げます。

それでは、よいお年をお迎えください。

 

 

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