ひなたぼっこで
日光を浴びて、からだの中でビタミンDを作ろう!!
からだのメカニズム(※)として、生きている人間の骨は、毎日、少しづつ作りかえられる骨代謝(こつたいしゃ)が繰り返されています。
骨作りはカルシウムが主役となりますが、そのカルシウムもビタミンDがないと、小腸からうまく吸収できず、骨代謝もきれいに回りません。
要するにビタミンDは、
①骨を作る縁の下の力持ちで、骨折予防に重要な役割をしています。
②不足することで骨折リスクにかかわり、骨粗しょう症になりがちです。
③食べ物での摂取のほかに日光を浴びることで、体内で作り出すことができます。
ビタミンDは不足しやすい栄養素で、特に高齢者の方は、外出の機会が減って日に当たらなくなってしまったり、極端に紫外線(UV)を避ける生活をしていると、ビタミンDが体内でつくれなくなって不足に陥ります。
日光を浴びる時間の目安は、顔と手を出して、夏は日かげで30分間、冬は1時間とされています。
これを普段の日常生活の中でできることは、
UVカットされているガラス窓越しの室内にならないよう、
あまり日焼け止めクリームを塗らずに、
そして水分補給をしながら、
❶水洗いなど、簡単な洗車をする
❷ベランダなどで、洗濯ものを屋外に干す
❸外庭で花や草木の手入れをする。散歩をする。
等があります。
紫外線はお肌の敵とばかりに、悪いことだけではありません。
夏の熱中症には気を付けて『紫外線』を有効に利用して、からだの中でビタミンDを作ろう!! でした。
(※)からだのメカニズム
身体の下にある皮下脂肪には、ビタミンDの素になるコレステロールの一種が含まれており、このコレステロールに紫外線が当たることで化学反応が起こりビタミンDが作られます。食べ物や日光によって体の中に取り込まれたビタミンDは、肝臓と腎臓で代謝され、活性型ビタミンDへ変化することで、その効果を発揮します。活性型ビタミンDはカルシウムが小腸で吸収されるのを助け、骨の材料となるカルシウムは吸収されにくい栄養素で、活性型ビタミンDはその吸収を促進する大切な役割をしています。
今回のブログは、
・見て覚える介護福祉士国試ナビ(中央法規)を参考文献として使用しました。
おわり
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